毛皮(ファー)
毛皮(ファー)のクリーニングもお任せください。
部分的に毛皮が用いられているお品物のクリーニングも承ります。
専門工場で特殊なクリーニングを行います。
毛皮(ファー)のクリーニング
毛皮のクリーニングには、トウモロコシの芯などを粉末状にしたものに揮発性の洗剤、リンス、加脂剤などを加えて精製した専用パウダーを使用するため、パウダークリーニングと呼ばれます。パウダーと毛皮を一緒に回転洗浄機に入れて、汚れを吸着させて取り除き、同時に栄養を与えます。
クリーニング後は、毛ぐせを直して毛足の方向を整え、全体の毛並みをふんわりとそろえます。
部分的に毛皮(ファー)が用いられているお品物も
部分的に毛皮が用いられているお品物のクリーニングも承ります。
コートやジャケットだけでなく、ニット製品にまでもデザインのアクセントとして部分的に毛皮が用いられることが多くなりました。
部分的に毛皮が用いられているお品物の場合、パウダークリーニングでは、特に毛皮部分以外の洗浄効果はあまり期待できません。脱着可能ならば毛皮部分を本体から取り外し、毛皮部分は専門工場でパウダークリーニングを、本体は当社内で一般衣類と同じかまたはそれに準じたクリーニングを、それぞれ別々に実施いたします。
なお、構造上の問題から技術的に取り外しが困難で、取り外し取り付けとクリーニングの費用が、製品ご購入の価格を上まってしまうような場合には、取り付けたまま当社内でドライクリーニングするノウハウもございます。毛皮が付いたままでのドライクリーニングの方法とリスクやデメリットについては、個別にご説明いたします。
毛皮の着方、保管の仕方について
- 毛皮はクリーニングの方法が特殊です。汚さないように注意して着ることが最も重要です。
- 毛皮は毛折れ、潰れを防ぐよう注意することも大切です。毛皮のコートは、着用したまま座席に腰をおろしたり、肩からバックを下げたりするのは厳禁です。特に普及品のラビットの毛皮は、毛が折れやすく、摩擦でも白い地肌が見えるようになります。
- 外出から戻ったらよく振ってホコリを落とし、幅が広く厚みのあるハンガーに掛けてください。毛折れの一因になりかねませんので、ブラシは専用のもの以外は使わないでください。
- 雨や雪で濡れたときは、よく振って水滴を落とした後、乾いた布で水分をふき取って陰干しで自然乾燥してください。
- 飲み物や食べ物のシミがついたときは、水分を吸い取る程度にとどめてください。濡らしたタオルで拭いたり、洗剤をつけて揉んだりせずにご相談ください。
- 毛皮は急激な温度、湿度の変化に弱く、日光でも色と艶が悪くなりますので、必ず陰干し自然乾燥した後、毛が潰れないように専用カバーやケースに収めてクローゼットにしまってください。
- 毛皮に香水や消臭・芳香剤を直接かけないでください。シミや変色の原因です。