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衣類の上手な保管方法

冬物衣類の衣替えの季節となりました。そこで、今回はお気に入りの衣類を長く着用するために、クリーニング後の収納、保管方法の注意点についてお知らせします。

 

  1. お引取り後のお品は、包装用ビニールから出して下さい。

    クリーンニング後の包装は、お届けまでのホコリよけです。ほとんどの繊維は湿度を調節する機能を持っているため、通気性のないビニール袋の中では、温度の変化により結露が起きる場合があります。湿気はカビの原因になりますので、ビニール袋から出して収納してください。通気性のある不織布を使用した包装の場合は、そのまま保管が可能です。

     

  2. クローゼット、タンスの収納量には、余裕を持たせて下さい。

    余分なシワや型崩れを防ぐ為に、なるべく余裕を持たせて収納するのが理想です。

     

  3. ハンガーもお取替え下さい。

    冬物のコートやスーツは重く、ワイヤーハンガーでの長期保管では、型崩れする場合があります。肩幅、デザインにあったハンガーに掛け替えることをお勧めします。また、ニットは吊るした状態で保管すると伸びて型崩れしますので、畳んで収納しましょう。

     

  4. 防虫剤を上手に使いましょう

    現在主流の防虫剤(ピレスロイド系)は、ニオイが無く、他の種類の防虫剤とも併用できる点で優れています。使い方のポイントは、⑴衣類の上に置くこと、⑵沢山の衣類を重ねるときは間にも入れること、⑶ガスが全体にいきわたるように、収納量に余裕を持たせること、⑷収納ケースの気密性を保つことです。(詳しくは、ご使用の防虫剤の注意書きをお読み下さい。)防虫剤はガス化することで効果を発揮しますので、密閉できない場合や、開閉が多いクローゼットでの保管には、防虫カバーの併用や、衣類そのものに防虫加工をすると、効果的です。

     

    ・・・最後に・・・

    ご着用後、点検せずにクローゼットにしまったままのお品はありませんか?せっかくクリーニングしても、汚れた衣類と一緒に保管しては台無しです。なんと言っても基本は、きれいにクリーニングしてから収納する事です。

     

     

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    虫が最も好むのはウール製品で起毛したもの、厚みのあるものです。中でもカシミヤやアンゴラなどの獣毛製品は、柔らかくて食べやすいため、食害が大きくなります。次期ご着用まで長期の保管になるもの、例えば、お出掛け用のコート、スーツなどは、虫に狙われやすい条件が重なっていますので、十分ご注意下さい。防虫加工は衣類そのものに直接施す無臭の加工で、効果が高く、長期間持続します。